2008年06月28日
便秘の種類
発症経過によって便秘は、急性便秘と,慢性便秘に大別されます。
急性便秘には、1週間位前から突然おなかが張って便が出ない場合などで、「一過性単純性便秘」と、病気が原因でおこる「器質性便秘」があります。
「一過性単純性便秘」は、食べる量が少なかったり、新生活や旅行など生活環境の変化、精神的ストレスなどによる一時的な便秘で、急性便秘の多くはこのタイプです。
「器質性便秘」では、腸捻転や腸閉塞など大腸の病気(疾患)が考えられ、その場合は激しい腹痛や嘔吐を伴うことが多いので、急いで病院に行くことが必要です。
慢性便秘とは機能性便秘の一つで、一般的に週2日以上排便がない状態が少なくとも1ヶ月以上持続する便秘のことをいいます。
何らかの原因で腸の機能(働き)が低下したためにおこる「機能性便秘」と、病気が原因でおこる「器質性便秘」があります。
「機能性便秘」は「常習便秘」ともいい、便秘の中では最もよくみられるもので、
次の3つのタイプがあります。
1.結腸性便秘(弛緩性便秘)
結腸の緊張がゆるんでいて、蠕動運動(ぜんどう)運動が弱いために、便を十分に押し出すことができない為に起こる便秘です。
高齢者や、無力体質者、虚弱体質、内臓下垂、病気で体力が低下している人、また腹筋の力が低下している女性にも起こりやすい便秘です。
高齢者では、歯が悪いなどの理由から消化のよい食物になり、大腸を刺激する力が弱まるため起こるともいわれています。
結腸性便秘になると腹痛などの強い症状を訴えることは少ないですが、便秘が長く続くと腹部膨満感、食欲不振などの症状を起こします。
2.直腸性便秘
便が直腸内に送られても正常な排便反射が起こらず、直腸内に便が停滞する便秘です。
便意を我慢したり、高齢者や病気などで全身が衰弱している人、浣腸をくり返している人がおこりやすくなっています。
例えば家のトイレでなくてはだめだとか、外のトイレは汚いとか、あるいは、外での排便はいやだとか、朝忙しいので、便意を我慢したなど、便意を我慢して抑えることをきっかけとして排便反射が鈍ってくるために起こる便秘です。
3.けいれん性便秘
結腸性便秘とは逆に、大腸が緊張して蠕動(ぜんどう)運動が強すぎるために起こるもので、過敏性腸症候群の便秘型として起こります。
原因は主に精神的ストレスで、これが自律神経に影響を及ぼして、腸が痙攣(けいれん)を起こし、ところどころがくびれて狭くなり、その結果、便の通過障害が起こり便秘になります。
また、結腸性便秘とは異なり持続的に便秘が続くことは少なく、しばしば便秘と下痢が交互に発症します。
この便秘では、腹痛を訴えることが特徴的でとくに食後に痛むことがよくあります。
便秘の種類 最終更新日 2008.06.28
投稿者: 日時: 2008年06月28日 12:53 | パーマリンク |TOPページへ ▲画面上へ
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